そろそろうちの子も旅行デビューさせてみようかな
赤ちゃんとの生活にも慣れてきた頃、旅行好きの人なら子どもが0歳のうちに旅行デビューをさせてみようという人も多いでしょう。そんなママに向けて、0歳の子を旅行デビューさせるにあたっての注意点やアドバイスをまとめました。
この記事を読めば、赤ちゃん連れの旅行で不便な思いをすることなく楽しめます!
- 5歳と3歳と0歳の子がいる30代主夫
- 長男は0歳11カ月/次男は0歳3カ月で旅行デビュー
- 毎年10泊以上子連れ旅行に出かける
- 子連れが快適に泊まれる宿探しが得意
- 長男が4歳の時に2人きりで北海道フェリー旅
赤ちゃん連れの旅行で1番大変なことはお風呂!
これから赤ちゃんを連れて旅行デビューをするママとパパは知っておいてください。
赤ちゃんを連れて『大浴場』に入るという行為は絶対にやめた方がいいです。あまりにも大変なうえに危険です。赤ちゃんの体力面にも負担が大きいし、親も一切くつろげません。たとえベビーバスの貸出しがあっても、大浴場はオススメしません。
どのくらい大変で危険?
想像してみてください。ここはベビーバスの貸出しサービスをしている大浴場です……
- 脱衣所の床に寝かせて服を脱がす
- 片手に赤ちゃんを抱っこ、片手に赤ちゃん用のシャンプーやタオル
- 両手が塞がった状態で足元はぬれて滑りやすい床
- 自分が洗っている間、ベビーバスに入れたまま目を離すことの危険性
- 温泉に浸かるとき、赤ちゃんとベビーバスを抱えて湯船までいく苦労
- 出た後も、自分は裸のまま赤ちゃんのお世話に追われる(周りの目を気にしながら)
特に4は致命的で、重大な事故につながる可能性があります。
ベビーバス使用中は子供から離れず、常に大人が見守ってください。やむを得ず離れなくてはならない場合は、子供をベビーバスから出しましょう。子供は深さ数センチの水でも溺れることがあります。またベビーバスの「股当て」は溺れを防止するためのものではありません。
東京都ホームページ
これほどの苦労と危険がひそんでいます。疲れを癒すはずの温泉なのに、これでは親の疲れがドッと溜まってしまいます。
危険なのは水の事故だけではない
さらに、大浴場は赤ちゃんにとって衛生面での不安もあります。レジオネラ菌という感染症のリスクがあることを知っておきましょう。
Q.4:レジオネラ属菌はどのように感染しますか?
レジオネラ症は、主にレジオネラ属菌に汚染されたエアロゾル(細かい霧やしぶき)の吸入などによって、細菌が感染して発症します。レジオネラ属菌はヒトからヒトへ感染することはありません。
厚生労働省ホームページ
1.エアロゾル感染
レジオネラ属菌に汚染されたエアロゾルを吸入することによって感染します。代表的なエアロゾル感染源としては、冷却塔水、加湿器や循環式浴槽などが報告されています。
Q.10:レジオネラ属菌の感染のリスクが高い人は?
高齢者や新生児は肺炎を起こす危険性が通常より高いので、注意が必要です。
厚生労働省ホームページ
健康な大人は過剰に気にする必要はありませんが、まだ免疫力が弱い0歳はこういった感染症のリスクもあります。
良いことないんで0歳を大浴場に入れるのはやめておきましょう。
ユニットバスも厳しい
かといって部屋のユニットバスも、これまた赤ちゃんを洗うにはとても厳しい場所なんです。
- 狭い
- 洗いづらい
- シャワーのフックが高い所にしかない
私も長男を連れての初めての旅行で、ユニットバスで洗うことに挑戦しましたが猛烈に不便でした!!
じゃあどうすればいいの……?
1つ明確な答えがあるので安心してください。
赤ちゃん連れが快適に過ごせるホテルの条件
バストイレ別のホテルを選ぶことをオススメします!
前の項で説明したように、大浴場もユニットバスもダメ。じゃあどうするか。その答えがこれです。
バストイレ別(浴槽と洗い場がある)のホテルなら、赤ちゃんを洗いやすいのはもちろん、ママとパパ2人で協力し合えます。
これが赤ちゃん連れでホテルを快適に楽しむための鉄則です!
和室にするべき?
「子連れは和室が便利」という印象を持っている人も多いと思います。
和室が子連れに向いている理由としては▼
- 和室は物が少ない。洋室は机やイス、ベッドサイドテーブルなど角のある物が多くて危険
- ふとんなら就寝中に落下する心配がない
- 室内が土足禁止なので衛生的
などが挙げられます。
しかしこれらも、まだ自分で動き回ることのない月齢なら関係ありません。
これを目安にするのがオススメ!
赤ちゃんを温泉に入れていい?
0歳の赤ちゃんは入れない方がいいです。
「赤ちゃん連れで大浴場に入るべきではない理由」は先ほど述べましたが、「真水のお湯ではなく、温泉に赤ちゃんを入れる」行為自体に危険性があるというお話です。
危険な理由は▼
- 肌が薄くて弱いので、温泉成分によって肌トラブルを起こす可能性がある
- 温泉は温度調節ができないので赤ちゃんには熱すぎる
- 慣れない環境で精神的な刺激がつよすぎる
赤ちゃんにとってはとてもハードな環境なので、バストイレ別の部屋のお風呂でママとパパで協力し合って入れてあげましょう。
お風呂のあとは水分を摂らせるのをお忘れなく!
旅行に連れて行っていいのは何ヶ月から?
免疫力の個人差もあるので一概に何ヶ月からという答えはありません。
参考までに、わが家は長男が生後11カ月、次男は生後3ヵ月で旅行デビューしました。長男と次男で免疫力の差がとくにあったわけではありません。単純に育児に対する「慣れ」です。1人目は何ごとも慎重になるものですよね。
わたしの経験上、ざっくりした目安として、特に持病がなければ首が座ったころには旅行デビューしても問題ないと考えています。
0歳の旅行デビューにオススメの行先
赤ちゃんへの負担を考えると、私の経験上90分以内の移動時間で行ける場所がオススメ!
赤ちゃん連れは車移動が便利で安心です。電車や飛行機と違って周りの目を気にすることなく、急なトラブルにも対処できます。
どんな観光スポットに連れていく?
基本的にはどこでもいいと考えています。
ただ、0歳はまだ授乳の頻度が高いので、授乳スペースがある場所が便利です。
子どもがまだ0歳のときは『子どもが楽しめる場所に連れて行ってあげよう!』と考える必要はありません。赤ちゃんにとって、旅行にいくこと自体は「慣れ」や「経験」になるので良いことです。ただ、0歳だとまだ何もわからないし何も覚えてもいません。
私の考えですが、赤ちゃん連れでも安全に楽しめるスポットならば、親が行きたいところに行くのがいいと思っています。
ただし階段や坂道、狭い通路がおおい場所は避けるのが無難!
赤ちゃん連れの旅行に便利なもちもの
- ベビーカー&抱っこひも(両方)
- 熱湯を入れた水筒
- 純水or軟水のミネラルウォーター
- 使い捨て哺乳瓶
- マイバスケット
ベビーカ&抱っこひも
ベビーカーと抱っこひもは両方持っていくのがコツ。常に両方をもち歩いて使い分けるととても便利です。
水筒&純水
調乳時は、水筒に入れた熱湯を少量入れてミルクを溶かした後、純水を直接入れて温度調節をします。
2日目の熱湯は、持参した純水を沸かして水筒に移します。
ケトルかポットが置いてある部屋に泊まると便利ですね。どのホテルもホームページに部屋の項目があり、そこにアメニティ一覧が書かれています。ケトルがある場合はそこに記載されているので確認してみてください。
使い捨て哺乳瓶
外出先での洗浄や消毒の手間を考えると、使い捨て哺乳瓶が便利です。
マイバスケット
スーパーの買い物カゴのことです。実は、子連れでお出かけする際にとても便利で、わが家では必須級のアイテムです。カバンやリュックと違って間口がとても広いので、たくさん入るうえに取りだしたい物がすぐに見つかります。持ち運びも便利。
見た目はよくないですが、実用性はとても高いオススメアイテムです。
我が家には4個あってフル活用しています!
まとめ
- 赤ちゃんは大浴場に入れない方がいい
- 貸切風呂かバストイレ別の部屋を選ぼう
- 活発に動くようになったら和室が◯
- 健康なら首が座れば旅行デビューしても大丈夫
- 移動時間が90分以内で行ける場所を選ぼう
- 観光スポットは危険でなければどこでもOK
- 便利なもちもの一覧は→こちらをタップ
赤ちゃんの旅行デビューは、子どもにとっての『初めての旅行』であり、親にとっての『我が子との初めての旅行』です。この記事を参考にして、1度しかない“初めて”を快適に楽しんでくださいね!
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