2歳の子連れで旅行にいきたいけど、イヤイヤ期でも楽しめるか不安……
行き先はどんなところが良いのかな?
というママに向けて、2歳の子連れ旅行の注意点や経験者のアドバイスをまとめました。
2歳はイヤイヤ期の真っ只中!意外かもしれませんが、子連れ旅行の大変さは0歳<1歳<2歳なんです。
- 0歳→自分で勝手に移動できない。少しくらい目を離しても平気なので親がゆっくりできる時間が少しはある。
- 1歳→好き勝手動きまわるので目が離せなくなる。でもまだイヤイヤのような強烈なわがままはしない。
- 2歳→好き勝手動きまわるしイヤイヤわがままし放題。
2歳が一番大変なのが想像つくかと思います……
でも安心してください!2歳の子連れ旅行は、出発前の下準備を的確にしておくことで大変さを半減できます。
この記事を読めば、2歳の子連れ旅行のコツがわかって家族旅行がとても思い出にのこるものになりますよ!
- 5歳と3歳と0歳の子がいる30代主夫
- 長男は0歳11カ月/次男は0歳3カ月で旅行デビュー
- 毎年10泊以上子連れ旅行に出かける
- 子連れが快適に泊まれる宿探しが得意
- 長男が4歳の時に2人きりで北海道フェリー旅
少しでも大変さを減らそう!特に大切なことは3つ
子連れ旅行にいきまくっている私が思う、『2歳を連れた旅行での大変なことトップ3』は▼
- お風呂
- 荷物の多さ
- 2歳特有のイヤイヤ
それぞれ理由と対策があります。
ホテルはバストイレ別+和室
お風呂が大変な理由は、大浴場に連れて行っても部屋のユニットバスで洗っても、どちらもとてつもなく大変だからです。
そもそもですが、2歳を大浴場に入れるのはオススメしません。確かに1歳の頃よりは歩行は安定していますが、2歳でもまだ危険が多いからです。
- 大人しくしていられず、すぐ走る
- 床は滑りやすく、材質は硬くて角も多い
- 大人が洗っている間、目を離さなければならない
- お湯の温度調節ができなくて2歳には熱すぎる
まだ安心して大浴場に行くには少し早いかな……
じゃあ部屋で入れよう
かといって部屋のユニットバスも、これまた子どもを洗うにはとても厳しい場所なんです。
- 狭い
- 洗いづらい
- シャワーのフックが高い所にしかない
私も長男を連れての初めての旅行で、ユニットバスで洗うことに挑戦しましたが猛烈に不便でした!!
じゃあどうすればいいの……?
そこで、バストイレ別+和室の宿を選びましょう。
バストイレ別(浴槽と洗い場がある)の宿なら、子どもは常に視界に入るし、何より自分の部屋なのでママとパパ2人で協力してお風呂に入れられます。
これなら安全!
ちなみに、貸切風呂がある宿でもOKです。
●私が実際に泊まってみて満足度が高かったバストイレ別の宿7選
和室がいい理由
「子連れは和室が便利」という印象を持っている人も多いと思います。
和室が子連れに向いている理由としては▼
- 和室は物が少ない。洋室は机やイス、ベッドサイドテーブルなど角のある物が多くて危険
- ふとんなら落下してケガをする心配がない
- 室内が土足禁止なので衛生的
などが挙げられます。和室は、子連れにとって『便利』というよりも『安全』なんですね。
無駄なケガを避けるためにも、部屋は和室がオススメ!
幼い子どもがいる時のホテル選びは、『グレードを下げずに満足度を追及』することをオススメします。そうすることで無駄なストレスやケガを防げて、楽しい旅行への近道になりますよ。
移動には車を使えば荷物の多さも全く問題なし!
次に大変なことは荷物の多さです。これは幼い子がいる旅行ではどうしようもありません。どれだけ頑張ったところで荷物は多くなります。
なので、『荷物を減らす』ことを考えるよりも『荷物を運ぶ労力を減らす』方がずっと効果的です。これの解決方法はシンプルで、移動は公共交通機関ではなく車を使いましょう。
車での子連れ旅行は、例えるなら大型のコインロッカーと一緒に移動してるような感覚です。下車するときは必要な荷物だけ持てばいい。これだけで荷物を運ぶ労力を大きく減らせます。
子連れ旅行のよくある悩みに『電車かクルマか問題』があるのですが、これはもう車で行けるならば車一択です。
公共交通機関を使っての子連れ旅行だと▼
- 移動中に子どもがグズりだして周りの目が気まずい…
- 移動中にうんちをしてしまったけれどオムツ替えする場所がない…
- 大量の荷物を持ちながらの電車やバスの待ち時間がしんどい…子どもも飽きてグズりだした…
想像するだけで気が重くなりますね…
車なら今あげた問題点がすべて解決します!
余裕たっぷりのスケジュールを組んでおく
2歳になるとイヤイヤ期が始まっていることでしょう。普段子どもと接している時間が長いママなら容易に想像がつくと思いますが、ギチギチに時間を決めた予定なんぞ絶対に思い通りには進みません。
2歳とは、何かにつけて「ヤダ!」「行かない!」「もっと遊ぶ!」と言って大人を困らせる生きものです。公共交通機関×子連れ旅行の相性が悪いのも納得ですよね……
なのでそれを想定した上で、立ちよる観光スポットは少なめに予定を立てておく必要があります。1日1カ所、もしくは午前中1カ所+午後1カ所くらいにしておくのがオススメです。
車での移動も、グズってどうにもならない場合はくるまを停めて外にだしたり、気を引くおもちゃを出したりして気分転換させてあげましょう。
寝落ちしたときが大移動のチャンス!
2歳子連れ旅行でイライラしないためのポイント
イヤイヤ期の2歳を連れての旅行は予定通りにいかないことが多く、「イライラして怒ってしまった」とか「イライラしすぎて楽しさ<ストレスだった」という声をネット上やSNS上でよく見かけます。
2歳をコントロールしようとしても無理だし逆効果なので、ここでは別の観点からできるだけイライラしないためのポイントを解説していきます。
事前に旦那に協力するよう伝えておく
これが1番大切です。よく見かける声として、『2歳のイヤイヤで少しイラついているところに、旦那の無神経な行動や一言がトドメとなってイライラが爆発してしまった』というパターンです。
これって普段の生活でもありがちなことですよね。ただ1つ頭に置いてほしいのは、一応「旦那も怒らせようと思って言っているわけではない」ということです。無神経な一言を放ってしまう旦那というのはたいていの場合、2歳の大変さを知らないんです。
ほら、よくありますよね。ママと2人の時間はイヤイヤ暴れ放題なのに、パパが仕事から帰ってくると急にマイルドになる2歳あるある。
子どもにとってママは甘えたい存在なんですね
この場合、パパは2歳の大変さを純粋に知らなくて、無神経な一言もまったく悪気はない可能性が高いです。
もしもあなたの家庭もこの現象に該当する場合は、旅行前に旦那さんに2歳の大変さを具体的に入念に伝えておきましょう。2歳がイヤイヤしているときに旦那の余計な一言がなくなり、逆に協力してくれたら旅行中にストレスを感じることは格段に減ります。
移動中ぐずったときに便利なおもちゃを用意しておく
2歳の子は、移動時間が長くなってくると飽きてきてしまいます。そんな時にサッと取り出せて子どもが食い付きやすいおもちゃを持っていきましょう。
私のオススメを2つ紹介します。
風船
シンプルに風船です。クルマの車内なら後部座席で風船で遊んでいても支障はないですし、子どもなら風船は誰もが食いつきます。
『持ち運びがかさばらない&安価&子どもの食いつきが良い』と3拍子揃ったおすすめアイテムです。
プッシュポップバブル
これも子どもなら誰もが食いつきます。不思議ですよね、これ。なぜ子どもはプッシュポップバブルが好きなんでしょうか……
同じく『持ち運びがかさばらない&安価&子どもの食いつきが良い』と3拍子揃ったおすすめアイテムです。
大切なのは“ここぞ”という時だけ使うこと!
紹介した2つがいくら子どもの食いつきが良いアイテムとは言っても、日常的に使っているともちろん食いつきは悪くなります。こういった『お出かけ時の機嫌取り用隠しアイテム』は、使うタイミングを絞ってここぞという時にだけ渡しましょう。
都内から行けるオススメの旅行先は?
2歳の体力的なことも考えると、私の経験上2時間30分以内の移動時間で行ける場所がオススメです。
- 東京→静岡県伊豆半島南部
- 東京→長野県軽井沢
- 東京→栃木県那須▼
- 東京→千葉県房総半島▼
また、これも私の経験上ですが、2歳の体力だと旅行は2泊3日までにするのがいいと感じています。これ以上長い泊数にすると子どもがだんだん崩れてきます。
どんな観光スポットへ連れていく?
動物や乗りものなど、興味を示すものに関連する場所がオススメ!
動物に興味があるなら、「ふれあえる動物園」がオススメです。
- 伊豆アニマルキングダム
- 宇都宮動物園
- 那須どうぶつ王国▼
電車に興味がある子向けのスポット
飛行機に興味がある子向けのスポット
- エアパーク▼
食事はどうするのかベター?
夕食は、ホテルの食事をありにするのをオススメします。知らない土地(田舎だと尚更)で、子連れも入りやすいお店を見つけるのはかなり苦労します。
移動が増えると子どもの機嫌が悪くなるだけなので、夕食はホテル食にしましょう。
ホテル食のおすすめ順は▼
- 部屋食
- 会席料理(コース料理)
- バイキング
①部屋食
部屋食が可能なら1番オススメです。子どもがいても周りの目を気にせず自分たちのペースで食事ができます。
②会席料理(コース料理)
会席料理の場合はポイントがあります。チェックイン時に『料理は時間を置かずにどんどん出してほしい』とお願いしておきましょう。通常のペースで出されると子どもが飽きてしまいます。
わが家は、このお願いをして断られた経験は今のところありません。
③バイキング
意外かもしれませんがバイキングは2歳以下の子連れには向きません。子どもから手が離せなさすぎて、大人が食事をまったく楽しめないからです。
せっかくたくさんの豪華な料理が用意されていても、自分で選びにいくタイミングが満足に取れないので、バイキングはかえって損した気持ちになります。
あると便利な持ち物
マイバスケット
スーパーの買い物カゴのことです。実は、子連れでお出かけする際にとても便利で、わが家では必須級のアイテムです。カバンやリュックと違って間口がとても広いので、たくさん入るうえに取りだしたい物がすぐに見つかります。持ち運びも便利。
見た目はよくないですが、実用性はとても高いおすすめアイテムです。
わが家には4個あってフル活用しています!
ふた付プラスチックコップ
100均で売っている、ふたが付いていてストローが刺せるタイプのプラスチックのコップです。
2歳の子は、まだペットボトルの直飲みはできないはずです。でも、普通の紙コップだと車内でこぼされる可能性が大……
そこでこのフタ付コップ!
フタがあるので車内でもこぼれる心配もなく、ストローなので子どもが自分の力で飲めます。
わが家ではお出かけ時、このフタ付コップと2Lのペットボトルを車に積んで全員に配っています。
こうすることで飲み物代の節約にもなるよ!
ベビーカ&抱っこひも
ベビーカーと抱っこひもは両方持っていくのがコツ。常に両方をもち歩いて使い分けるととても便利です。
子どものパジャマ
宿によっては、子ども用の浴衣やじんべえが用意されていることもあります。しかし、2歳だとまだ環境の変化に慣れていないので、服はいつものパジャマを着せてあげた方が間違いがありません。
イヤイヤする要因は少しでも取り除くのが吉ですね
子どものシャンプー
2歳だとまだ肌がデリケートなので、宿に置いてある大人用のシャンプーやボディーソープは避けたほうが無難です。
肌トラブルを起こさないためにも、いつも使っているシャンプーを持っていくことをオススメします。
まとめ
- 貸切風呂orバストイレ別+和室のホテルを選ぼう
- 移動手段は車がオススメ
- 余裕たっぷりのスケジュールを組んでおこう
- 旦那には事前に協力の要請をしておこう
- 移動中グズったとき用のおもちゃを持っていくのが◯
- 移動時間が2時間30分以内の場所を行先にしよう
- 子どもの興味に関連するスポットに連れて行ってみよう
- 便利なもちもの一覧は→こちらをタップ
2歳は大変な時期ですが、要点を押さえて対策していけば楽しい旅行になります。
また、もし旅行中にイヤイヤをし始めたら、そんな瞬間こそカメラに収めておきましょう。10年後見返したときに『あ〜、2歳のときの旅行ではこんなことがあったなー!』と懐かしい気持ちになること間違いなしです!
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